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色替えで樹脂を捨てない3Dプリンター3機種を比べる、Creality Sparkx i8・K3とLightMake L4の方式と価格

多色印刷の3Dプリンターは、色を替えるたびにノズルの中の樹脂を押し出して捨てるのが弱点だった。この秋、Gadget Terminalが追った3機種は、それぞれ別のやり方でこの廃棄を減らそうとしている。Creality「Sparkx i8」はホットエンドの中で4色を切り替え、Creality「K3」はノズルそのものを4本積んで入れ替え、LightMake「L4」は独立した4本のヘッドを動かす。方式・価格・日本での扱いを1本にまとめた。

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色替えで樹脂を捨てない3Dプリンター3機種を比べる、Creality Sparkx i8・K3とLightMake L4の方式と価格
出典: Creality 公式ブログ(K3 FAQ)

家庭用の3Dプリンターで多色印刷をすると、色を替えるたびにノズルの中に残った前の色の樹脂を押し出して捨てる「パージ」が起きる。印刷時間も延び、捨てた樹脂の山が残る。この秋にGadget Terminalが取り上げた3機種は、どれもこの廃棄を減らすことを売りにしている。ただし、やり方はまったく違う。この記事は、3本の個別記事をもとに、方式・価格・日本での扱いを並べ直したものだ。価格と状況はそれぞれの記事の掲載時点の情報で、その後に変わっている可能性がある。

3機種の違い

Creality Sparkx i8 Creality K3 LightMake L4
色を替えるやり方 1つのホットエンドの中で4色を切り替える(QuarTeks) 4本のノズルを入れ替える 独立した4本のヘッドを動かす
切り替えの速さ 1秒未満(Creality公称) ノズル4.8秒、色・素材15秒 約1秒(LightMake公称)
機体の形 ベッドスリンガー型 CoreXY リニアモーター駆動
造形サイズ 260×260×255mm 公式FAQに記載なし 354×370×386mm(単色時)
価格超早期割引289ドル(約4.6万円)、想定小売399ドル(約6.3万円)900ドル(約14万円)未満の見込み早期支援1,299ドル(約21万円)から
売り方 Indiegogo 予約(10月中旬開始と告知) Kickstarter
掲載日 2026年9月22日 2026年10月12日 2026年9月3日

円は2026年11月3日の為替レートで計算した目安です。送料・関税・消費税は含みません。

Creality Sparkx i8 — いちばん安く、パージをほぼ無くす

Sparkx i8は、1つのホットエンドの中に4本のフィラメント通路を収め、ノズルの直前で色を切り替える。ノズルまでの通路がほとんど無いので、捨てる樹脂が少なくて済み、設定によってはプライムタワー(捨て用の造形物)も要らなくなるという。Crealityは色替えを1秒未満、従来方式より500%速いとしている。

価格はIndiegogoの超早期割引で289ドル、想定小売価格は399ドル。3機種でいちばん安い。掲載時点で目標額は達成済み、支援者は3,708人だった。ただしIndiegogoでの支援は購入の確約ではなく、報じたのはNotebookcheckの1件だけだった。

詳しくはSparkx i8の記事へ。

Creality K3 — ノズルを替えるので、素材も混ぜられる

K3は、色ごとに専用のノズルを持たせ、使うノズルだけを入れ替える。1回の切り替えは4.8秒で、Sparkx i8より遅い。代わりに、PLA・PETG・TPUを1回の印刷に混ぜられるとしている。ノズル交換は80万回以上の耐久試験を通したとCrealityは説明する。ファームウェアはKlipperベースで、OrcaSlicerとも互換がある。

価格は「900ドル未満の見込み」で、正式な価格とセット内容は掲載時点で決まっていなかった。予約受付は10月中旬に始まると告知されていた。造形サイズと印刷速度は公式FAQに書かれていない。

詳しくはK3の記事へ。

LightMake L4 — 4本のヘッドが同時に動く

深圳のLightMakeのL4は、物理的に独立した4本のヘッドを、ベルトではなくリニアモーターで動かす。色替えだけでなく、同じモデルを4個同時に印刷する使い方もできるという。造形サイズは354×370×386mm(単色時)で3機種でいちばん大きく、最高印刷速度は500mm/sとしている。

早期支援価格は1,299ドルからで、3機種でいちばん高い。単一ヘッドの下位モデル「L1」は1,099ドルから。出荷は2026年第4四半期の予定で、クラウドファンディングのため確定した日付ではない。

詳しくはL4の記事へ。

どれを待つか

とにかく廃棄を減らして安く始めたいなら、Sparkx i8。 289ドルで、パージをほぼ無くす方式をうたう。ただしクラウドファンディングの支援で、出荷までに仕様変更や遅れが起きる可能性は残る。

色だけでなく素材も混ぜたいなら、K3。 TPUのような柔らかい素材とPLAを1回で印刷できる。予約の価格が正式に出るまでは、900ドルは上限の目安にとどまる。

量産や大きな造形に使いたいなら、L4。 4本のヘッドで同じ物を4個同時に作れる。価格は3機種でいちばん高く、これも支援であって購入ではない。

日本で買える?使える?

3機種とも、国内の正規販売はまだ確認できていない。日本向けの発売があれば、個別の記事で追う。

Sparkx i8とL4は海外のクラウドファンディングでの支援になり、日本への発送や送料、日本語のサポートは掲載時点で分からなかった。K3はCrealityが日本語の公式サイトを持っているものの、K3そのものの国内価格・発売日は見つからなかった。

技適も3機種とも未確認だ。Sparkx i8は遠隔監視の機能を持ち、Wi-Fi経由なら国内で使うには技適が前提になる。K3とL4は、無線機能の有無そのものが公式の資料からは読み取れなかった。海外から個人輸入するなら、技適マークの付いたモデルかを購入前に確かめたい。

日本上陸を待つうえで、まだ分かっていないのは、K3の国内価格と発売日、Sparkx i8とL4の日本向け発送、各機種の無線機能と技適だ。

今すぐ多色印刷を始めるなら、国内で買える機種がある。3機種の新方式ではないが、Bambu LabのA1 Combo(AMS Lite付き)は国内の家電量販店系の楽天店が扱い、CrealityのHIもAmazon.co.jpで買える。どちらも、今日から4色以上の印刷ができる。

3機種の続報(K3の正式価格、Sparkx i8とL4の出荷、日本での発売)は、個別の記事に追記していく。

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よくある質問

QCreality Sparkx i8はいくらですか

Indiegogoの超早期割引価格が289ドルで、想定小売価格は399ドルとされています(2026年9月22日の掲載時点)。

Q3機種のうち、日本で今買えるものはありますか

3機種とも、掲載時点で国内の正規販売は確認できていません。Sparkx i8はIndiegogo、L4はKickstarterでの支援で、K3は予約開始の告知までです。

Q3機種の方式の違いは何ですか

Sparkx i8は1つのホットエンドの中で4色を切り替え、K3は4本のノズルを4.8秒で入れ替え、L4は独立した4本のヘッドをリニアモーターで動かします。

Q技適は取得していますか

3機種とも、掲載時点で技適の取得情報は確認できていません。Wi-Fiなどの無線機能がある場合、日本で使うには技適が前提になります。

参照した一次ソース

  1. Creality Sparkx i8 uses clever QuarTeks system for zero waste, live now on IndiegogoNotebookcheck
  2. Meet the K3: Questions Answered(Creality公式ブログ)Creality(公式)
  3. LightMake Unveils L4 A Linear Motor-Powered, Independent Four-Head Desktop 3D PrinterPR Newswire(LightMake公式プレスリリース)
  4. LightMake L4 3D printer features four independent heads for simultaneous or multi-color printing (Crowdfunding)CNX Software

本記事は上記の海外報道をもとに編集部が構成したものです。日本国内の発売・価格は各社の公式発表をご確認ください。