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家で動く小型ロボット4機種を比べる、表情で話すFR-NIA・手のひらの犬Petoi Quaddle・配線ゼロのQ8botOne・追いかけて撮るBeniの価格と日本での使い方

机の上や家の中で動く小型ロボットが、この秋クラウドファンディングに相次いで出てきた。Gadget Terminalが追った4機種は、話し相手、ペット兼プログラミングの教材、作りを楽しむ四足歩行、追いかけて撮るカメラと、それぞれ役割が違う。価格は99ドルから799ドルまで。4機種の違いと、日本で使うときに確かめたい点をまとめた。

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家で動く小型ロボット4機種を比べる、表情で話すFR-NIA・手のひらの犬Petoi Quaddle・配線ゼロのQ8botOne・追いかけて撮るBeniの価格と日本での使い方
出典: FIGUROBOT 公式プロジェクトページ(GREEN FUNDING)

机の上や家の中で動く小型ロボットが、この秋クラウドファンディングに相次いで出てきた。Gadget Terminalが9月から10月に取り上げた4機種は、どれも手で持てる大きさだが、やることはまったく違う。顔の表情で話し相手になるもの、プログラミングの教材にもなるロボット犬、配線を無くした作りそのものが見どころの四足ロボット、持ち主を追いかけて撮るカメラだ。

4機種ともクラウドファンディングの案件で、まだ製品として買える段階ではない。出資は購入ではなく、出荷の遅れや仕様の変更が起こりうる。価格や募集の状況は、それぞれの記事を掲載した時点のものだ。

手のひらに乗るPetoi「Quaddle」
手のひらに乗るPetoi「Quaddle」 出典: Petoi Kickstarterプロジェクトページ

4機種の違い

Figurobot FR-NIA Petoi Quaddle ZeroWire Robotics Q8botOne Mondo Robotics Beni
何をするロボットか 顔が動く話し相手 手のひらのロボット犬・プログラミング教材 作りを楽しむ四足ロボット 追いかけて撮るカメラ
動き方 顔7・首3の計10自由度 四足歩行 四足歩行(8個のDYNAMIXEL) 四輪で走る・跳ぶ
大きさ・重さ 高さ約28cm(台座込み) 11×7×7cm・170g(Builder) 120×70×70mm・250g 21.6×18.0×18.0cm・1.75kg
価格未発表99ドル(約1.6万円)(Builder)〜199ドル(約3.1万円)(Scout)199〜599ドル(約9.5万円)(完成品599ドル(約9.5万円))早期499ドル(約7.9万円)(終了)、正規799ドル(約13万円)
売り方 11月中旬にクラウドファンディング開始予定 Kickstarter Crowd Supply(11月19日まで) Kickstarter(募集は終了)
掲載日 2026年10月17日 2026年9月8日 2026年10月11日 2026年9月9日

円は2026年11月3日の為替レートで計算した目安です。送料・関税・消費税は含みません。

ZeroWire Robotics「Q8botOne」。8個のアクチュエーターが基板に直接並ぶ
ZeroWire Robotics「Q8botOne」。8個のアクチュエーターが基板に直接並ぶ 出典: ZeroWire Robotics / Crowd Supply プロジェクトページ

Figurobot FR-NIA — 表情で話す、卓上の話し相手

中国・杭州のFigurobotが作る、高さ約28cm(台座込み)の卓上型AIロボット。大規模言語モデル(LLM)で会話し、顔7・首3の計10自由度のマイクロモーターで視線やまばたき、口もと、首の傾きを動かす。公式ページは表情のパターンを1,000以上と説明している。顔は液体シリコーン製で、話し方や接し方はユーザーが言葉で設定できる。

クラウドファンディングは11月中旬に始まる予定で、価格とお届け時期は掲載時点で発表されていなかった。日本のGREEN FUNDINGに告知ページがあり、東京・丸の内に日本法人を2026年11月18日に設立する予定とも書かれている。4機種のうち、日本の読者にいちばん近いところで動いている。

詳しくはFR-NIAの記事へ。

Mondo Robotics「Beni」のKickstarterのカバー画像
Mondo Robotics「Beni」のKickstarterのカバー画像 出典: Mondo Robotics Kickstarterプロジェクトページ

Petoi Quaddle — 99ドルから、手のひらのロボット犬

STEM教育向けの四足歩行ロボットで知られるPetoiの新型。手のひらに乗る大きさで、組み立て要の入門モデル「Builder」が99ドル(MSRP149ドル)、AIチャットに対応する「Buddy」が139ドル、センサーを足した「Scout」が199ドルの3モデルがある。4機種でいちばん安く始められる。

先代の「Bittle」と同じオープンソースのファームウェア「OpenCat」で動き、ブロックプログラミングのほかPythonやArduino、ROSでも動かせる。ペットのように眺めるだけでなく、自分で動きを作れるのがほかの3機種との違いだ。Kickstarterの目標額5万ドルは早くに達成し、出荷は2026年12月の予定とされていた。

詳しくはPetoi Quaddleの記事へ。

Q8botOne — 配線ゼロ、基板が背骨になる四足ロボット

ZeroWire Roboticsのスマートフォンほどの大きさの四足ロボット。内部にケーブルが無く、8個のモーターモジュールと2本のバッテリーを、構造材を兼ねるメイン基板に直接差し込む。アクチュエーターはROBOTISの「DYNAMIXEL XL330-M077-T」で、関節ごとに位置や速度を通信で読み書きできる。

完成品は599ドルで、キット版は8個のDYNAMIXELを別に買う前提になっている。募集はCrowd Supplyで11月19日(米太平洋時間)まで。掲載時点では目標1万ドルに対して36%、支援者12人だった。設計ファイルも公開されていて、作りそのものに興味がある人向けの1台だ。

詳しくはQ8botOneの記事へ。

Beni — 犬のように追いかけて、4Kで撮る

Mondo Roboticsの四輪の小型カメラロボット。持ち主を自動で追いかけて4K/30fpsで撮影し、最高時速28.8km、25.4cm(10インチ)の段差もジャンプで越える。重さは1.75kgで、手のひらサイズのQuaddleやQ8botOneと比べるとずっと大きい。家の中より、庭や公園で子どもやペットを撮る使い方が合う。

Kickstarterでは目標5万ドルの約93倍にあたる467万1752ドルを集め、9月6日に募集を終えた。早期価格の499ドルは終了し、正規価格は799ドル。出荷は2026年10月1日の予定とされていた。

詳しくはBeniの記事へ。

どれを待つか

話し相手がほしいなら、FR-NIA。 4機種で唯一、会話と表情が主役のロボットだ。価格がまだ出ていないので、11月中旬の募集開始を待って決めたい。

安く始めて、自分で動かしてみたいなら、Petoi Quaddle。 99ドルから選べて、プログラミングの教材にもなる。無線を使わず有線で動かす道もある(下で説明)。

ロボットの作りそのものが好きなら、Q8botOne。 配線を無くした構造と公開された設計ファイルが見どころだ。完成品の599ドルは、手のひらサイズとしては高めになる。

家族やペットを撮りたいなら、Beni。 4機種で唯一のカメラロボットで、追いかけて撮るのが仕事だ。正規価格の799ドルで発売を待つ段階にある。

日本で買える?使える?

4機種とも、国内の正規販売は確認できていない。 Quaddle・Q8botOne・Beniは海外のクラウドファンディングでの支援になる。Quaddleは日本への発送が案内されていた(送料は掲載時点で15ドル)。Q8botOneとBeniは、日本向けの送料や条件を確認できていない。FR-NIAは日本法人の設立予定と日本語の告知ページがあり、4機種の中では国内で手に入る見込みがいちばん具体的だ。ただし日本向けの出荷条件は掲載時点で未確認だった。

技適も4機種とも未確認。 FR-NIAはWi-Fi(2.4/5GHz)とBluetooth 5.0を使うが、型番が公開されておらず総務省のデータベースで特定できなかった。Q8botOneはESP32-C3を無線に使う構成で、モジュール単体の登録はあるものの製品としての認証は確認できていない。Beniは無線の規格そのものが公式の資料に書かれていなかった。技適の表示がない無線機器を国内で電波を出して使うと、電波法上の問題になりうる。

例外はPetoi Quaddleの有線接続だ。 QuaddleはRaspberry Pi ZeroやPCとのUART(有線)接続でも制御できる。無線を使わずに動かせば技適の対象外で使える。AIチャットやスマートホーム連携など、無線の機能を使いたい場合は技適の取得を確かめてからにしたい。

今すぐ話し相手のロボットを試すなら、国内で買える物がある。 4機種のどれとも違う小さなチャーム型だが、Energize LabのEilikoは国内の家電量販店系の楽天店で買え、会話と画面の表情という方向性はFR-NIAに近い。

4機種の続報(FR-NIAの価格と日本での条件、QuaddleとBeniの出荷、Q8botOneの募集の結果)は、個別の記事に追記していく。

今すぐ買えるオススメガジェット広告

  • Energize Lab Eiliko(AIチャームロボット)
    Energize Lab Eiliko(AIチャームロボット)

    国内の家電量販店系ショップで買える。ChatGPTによる会話と、画面のアニメーションによる感情表現という方向性がFR-NIAに近い。70gのチャーム型で、4機種のどれかを待つあいだに話し相手のロボットを試せる。

よくある質問

Q4機種のうち、いちばん安いのはどれですか

Petoi Quaddleの入門モデル「Builder」で、Kickstarterの掲載時点の価格は99ドル(MSRP149ドル)です。組み立てが必要です。

Q4機種のうち、日本で今買えるものはありますか

4機種とも、掲載時点で国内の正規販売は確認できていません。FR-NIAは11月中旬にクラウドファンディングを始める予定で、東京に日本法人を設立する予定が告知されています。

Q技適は取得していますか

4機種とも、掲載時点で技適の取得は確認できていません。Petoi Quaddleは有線(UART)接続だけで動かせば技適の対象外で使えます。

Q4機種の違いは何ですか

FR-NIAは顔が動く話し相手、Petoi Quaddleはプログラミングもできる手のひらのロボット犬、Q8botOneは配線を無くした作りを楽しむ四足ロボット、Beniは持ち主を追いかけて4Kで撮るカメラロボットです。

参照した一次ソース

  1. NIA — こんなに、気持ちが通じ合う、AIパートナー|FIGUROBOTFIGUROBOT(公式・GREEN FUNDING告知ページ)
  2. Petoi Quaddle: A Do-It-All Mini Robot Dog with Serious MovesKickstarter(Petoi)
  3. Q8botOne(Crowd Supply プロジェクトページ)Crowd Supply(公式)
  4. Meet Beni, Your First All-Terrain Camera RobotKickstarter

本記事は上記の海外報道をもとに編集部が構成したものです。日本国内の発売・価格は各社の公式発表をご確認ください。