Bigme「B6 Pro」は6インチカラーE Inkリーダー、最大75fpsで4G対応・289ドルから国際発売
電子ペーパー端末を手がける中国Bigmeが、6インチのカラーE Inkリーダー「B6 Pro」を国際発売した。最大75fpsのページめくりに対応するKaleido 3パネルを積み、4G LTEでオンラインのまま使える。価格はケース付きで289ドルから(通常価格329ドル)。
FEATURE / E INK
海外で話題になるE Ink端末の多くは、日本では正規に買えません。国内の正規ルートで買えて、技適の扱いまで確認できたものだけを並べました。
最終確認 2026-09-27
電子ペーパー(E Ink)の端末は、ここ数年で種類が一気に増えました。スマートフォンの形をしたもの、カラーで漫画が読めるもの、ペンで書き込めるノート、PCにつなぐモニターまであります。当媒体でも、海外で発表されたE Ink端末を何本も取り上げてきました。
ただ、そのほとんどは日本では正規に買えません。 中国の中小メーカーの製品が多く、モバイル通信やWi-Fiを積んでいるのに、技適の取得が確認できないものが大半を占めるからです。技適の無い無線機を国内で電波を出して使うと、電波法違反になります(詳しくは技適の特集にまとめています)。
そこでこのページでは、次の条件を満たしたものだけを並べました。
用途ごとに1台ずつ選んでいます。スマホ型の端末、ノート、読書専用のリーダー、そしてPCのモニターです。
条件を満たさなかった製品は、外した理由を最後に書きました。「載っていない=悪い製品」ではなく、「確認が取れなかった」という意味です。価格と在庫は掲載時点のものなので、購入前に販売ページで確認してください。
01ONYX

スマートフォンとほぼ同じ形をした、6.13インチのカラー電子ペーパー端末です。OSはAndroidです。前モデルのPalma 2からの大きな変更点は2つあります。画面がKaleido 3のカラーになったことと、データ通信用のSIMスロットが付いたことです。
当媒体では、[Hisense A10](/posts/hisense-a10-eink-phone.html)や[Bigme HiBreak Dual 2](/posts/bigme-hibreak-dual-2.html)といった「E Inkのスマホ」を何度か取り上げてきました。どちらも日本では正規に買えません。国内正規品でいちばん近い位置にあるのがこの機種です。 ただし通話はできず、データ通信専用です。電話の代わりにはならず、外でも回線につながる読書端末と考えるのが正確です。
注意点は対応キャリアです。SKTの発売時の案内では、データ通信に対応するのはソフトバンク(ワイモバイル含む)のみでした。他社のSIMはAPNの変更機能を今後のアップデートで入れる予定とされています。ドコモ系・au系の回線で使うつもりなら、SKTが公開している対応SIMの情報を購入前に確認してください。スタイラス(InkSense Plus)は別売りです。
02ONYX

10.3インチのカラー電子ペーパーを積んだノート端末です。2026年9月21日に発売されたばかりで、この特集ではいちばん新しい製品です。画面はKaleido 3で、モノクロ表示が300ppi、カラー表示が150ppi。ペン(BOOX Pen3)が同梱されているので、届いたその日から手書きのメモが取れます。
このサイズの電子ペーパーでいちばん効く用途は、PDFの論文や資料を紙に近い感覚で読み、そのまま書き込むことです。画面を分割すれば、片側に資料、もう片側にノートを並べられます。OSはAndroidなので、他社の電子書籍アプリを入れて読書端末としても使えます。別売りのキーボードカバーをPogoピンでつなぐと、文章も打てます。
このあと紹介するKindle Scribe Colorsoftとは、ほぼ同じ用途を奪い合う関係です。違いは開かれ方にあります。Note Air6CはAndroidでアプリを自由に入れられるのに対し、Kindle Scribeは Amazonの仕組みの中で完結します。価格はNote Air6Cのほうが1万円ほど安い計算になります。
03楽天Kobo

7インチのカラー電子ペーパーを積んだ電子書籍リーダーです。楽天Koboとして初めてカラーに対応した機種で、2024年5月に国内で発売されました。ストレージは32GB。楽天によれば、一般的な小説でおよそ2万7000冊、コミックでおよそ540冊ぶんを保存できます。
カラーのE Inkで漫画や雑誌を読んでみたい、という用途なら、いちばん手堅い選択肢です。 画面の下に物理的なページめくりボタンがあり、防水はIPX8規格に準拠しています。別売りのKoboスタイラス2を使えば、電子書籍に直接書き込めます。
[Bigme B6 Pro](/posts/bigme-b6-pro-color-eink.html)の記事でも、国内で買える代替として挙げた機種です。B6 Proのように4G回線は持たず、アプリも自由には入れられません。そのぶん、技適や国内サポートの心配はありません。なお販売価格は発売時の34,800円から改定されており、掲載時点では41,800円です。
04Amazon

Kindle Scribeとして初めてカラーの画面を積んだ、ノート機能付きの電子書籍リーダーです。日本では2026年5月12日に発表され、出荷開始は6月10日の予定とされました。画面は11インチ。ペンは10色、ハイライターは5色で、書き込みも色分けできます。
Note Air6Cとの違いは、先に書いたとおり閉じた作りかどうかです。Kindle Scribe ColorsoftはKindleストアの本をそのまま読めて、Google DriveとMicrosoft OneDriveから文書を取り込んで書き込めます。Androidアプリは入れられません。そのかわり、設定に迷う余地がほとんどありません。Kindleで本を買っている人が、手書きとカラーを足したいなら、いちばん素直な選択です。
価格はこの特集でいちばん高い部類です。同じシリーズには白黒画面の「Kindle Scribe」(32GB 89,980円から)と、フロントライト非搭載モデル(16GB 72,980円)もあります。カラーが本当に必要かどうかで、2万円以上の差が出ます。
05DASUNG

読むための端末ではなく、PCの画面そのものを電子ペーパーにする13.3インチのモニターです。カラーの「DASUNG13KC-Gen2」とモノクロの「DASUNG13K-Gen2」の2機種があり、2026年8月19日に発売されました。PCとはUSB Type-CかMini-HDMIでつなぎます。
向いているのは、1日中テキストを読み書きする仕事です。原稿、コード、論文、表計算。液晶の光がつらい人にとっては有力な選択肢になります。第2世代では、これまで別々だったWindows版とMac版が1台にまとまりました。ただしMacとの接続はType-C経由だけで、Macではタッチ操作が使えません。
この特集で唯一、技適の心配が要らない製品です。SKTの仕様表に載っている接続はType-C、Mini-HDMI、DC電源、3.5mmイヤホンジャックだけで、無線機能の記載がありません。電源は付属のDCアダプターから取り、同梱のアダプターは日本仕様でPSEを取得済みとSKTが明記しています。E Inkの画面は動画やスクロールの多い作業には向かないので、今のモニターを置き換えるのではなく、2枚目として足す使い方が現実的です。
条件を満たさなかった製品と、その理由です。 買えないものを「買える」と書かないために残しています。
電子ペーパー端末を手がける中国Bigmeが、6インチのカラーE Inkリーダー「B6 Pro」を国際発売した。最大75fpsのページめくりに対応するKaleido 3パネルを積み、4G LTEでオンラインのまま使える。価格はケース付きで289ドルから(通常価格329ドル)。
表がカラーE Ink、裏がLCDという両面ディスプレイのAndroidスマートフォンがKickstarterで支援受付中。前モデルHiBreak Dualの実績を持つBigmeによる後継機。
E Ink画面のスマートフォンに、必要なときだけ5インチのフルカラーLCDを背面へ磁石で装着する。Hisenseが2022年のA9以来となるE Ink機を中国で出す。
深圳のSeeed Studioが、3.97インチの電子ペーパーを使った小型ガジェット「reTerminal Sticky」の予約受付を自社ストアで始めた。標準ではWi-Fi経由で時計・天気・メモを表示する「デジタル付箋」として動作するが、ファームウェアを書き換えれば電子書籍リーダーにもなる。価格は49.90ドルで、出荷は2026年9月中旬を予定する。
ドイツのpaperlesspaperが、オープンソースのカラー電子ペーパー(E Ink Spectra 6)を使った13.3インチのデジタル額縁「OpenPaper L」を339ユーロで発売した。メーカーのクラウドサーバーに接続しなくても動作するオフラインモードを備え、Home Assistantなどとの連携もできる。