Gadget Terminal

PCSPC・周辺機器・自作

Romuは15.5×12mmのUSB開発ボード。USB-Aポートに直接挿して、MicroPythonで動かす。Crowd Supplyで$40から

Bitmerseが、Raspberry PiのマイコンRP2354Aを積んだ15.5×12mmのUSB開発ボード「Romu」をCrowd Supplyで募集中。USB Type-Aポートに直接挿して使い、MicroPythonが最初から入っている。リターンは40ドルから。

この記事にはアフィリエイト広告を含みます

Romuは15.5×12mmのUSB開発ボード。USB-Aポートに直接挿して、MicroPythonで動かす。Crowd Supplyで$40から
出典: Bitmerse / Crowd Supply プロジェクトページ

Bitmerseが、Raspberry PiのマイコンRP2354Aを積んだ超小型のUSB開発ボード「Romu」を、クラウドファンディングのCrowd Supplyで募集している。基板は15.5×12mmで、USB Type-Aポートに直接挿して使う。ケーブルもブレッドボードも書き込み機も要らず、MicroPythonが最初から入っている。

まだ製品ではない。 出資は購入ではなく、納期の遅れや仕様変更が起こりうる。以下の調達額は取得した時点(10月17日)の値で、目標5,000ドルに対し1,080ドル(22%)、支援者は12人だった。募集は2026年11月26日の午後4時(米国太平洋時間)まで。日本時間では27日の朝にあたる。

各部の名称。タッチボタン、RGB LED、ブートボタン、SWDとUARTのテストポイント、12MHz水晶
各部の名称。タッチボタン、RGB LED、ブートボタン、SWDとUARTのテストポイント、12MHz水晶 出典: Bitmerse / Crowd Supply プロジェクトページ

主な仕様

項目 内容
マイコン Raspberry Pi RP2354A。Arm Cortex-M33またはHazard3 RISC-Vのデュアルコア、150MHz
メモリ SRAM 520KB、内蔵フラッシュ2MB
USB USB 2.0 フルスピード、Type-Aの端子が基板そのもの
入出力 静電容量式タッチボタン1つ、ブートボタン、RGB LED
書き込み USB DFU、またはSWDのテストポイント
サイズ 15.5×12×1.65mm。3Dプリントの保護パーツが付属
電源 USBの5Vから、基板上で3.3Vに降圧
USB Type-Aの端子側。25セント硬貨と並べた大きさ比較。黄色い3Dプリントの保護パーツが付く
USB Type-Aの端子側。25セント硬貨と並べた大きさ比較。黄色い3Dプリントの保護パーツが付く 出典: Bitmerse / Crowd Supply プロジェクトページ

GPIOを捨てた開発ボード

多くの開発ボードは、できるだけ多くのGPIOを引き出すことを競う。Romuはそれをやめて、USBデバイスを作ることだけに絞っている。Crowd Supplyのページが挙げる用途は、ワンタッチのマクロキーボード、FIDO2/U2Fのセキュリティキー、USB MIDIコントローラー、USB HIDのカスタム機器など。デモ用のファームには、タッチ1回でキー入力のマクロを送る、パスキーでログインする、ウェブサイトを開く、という動作が入っている。

デバッグ用の端子は、基板が小さすぎて付けられない。代わりに、別売りの書き込み・デバッグ用ジグを使う。ジグはUSB Type-Cで接続し、標準の20ピンJTAGコネクタ(SWD)とUARTを出す。基板をジグに押し当てるだけで、はんだ付けは要らない。

同系統のボードとの比較

ページには、同じ「直接挿すUSB-Aボード」のTomu・Qomu・Somuとの比較表がある。CoreMarkは、Romuが615、Tomuが61.5、QomuとSomuが283.2。価格はRomuが40ドル、Tomuが25ドル、Qomuが49ドル、Somuが35ドル。これらの数字はBitmerse自身が載せたもので、第三者の検証は確認できていない。MicroPythonが最初から入っているのはRomuだけだと表にある。

日本で買える?使える?

無線機能が無いため、技適は不要。電波法の面で気にすることは無い。入手は、Crowd Supplyのページで日本向けの発送可否を確認できていない。送料の欄には米国8ドル・国外18ドルとあるが、日本が対象かは掲載時点で書かれていない。出荷はCrowd Supplyの物流パートナーであるMouser Electronics経由とされている。製造はElecrowが担当し、少量の試作はすでに作って試験済みだという。

回路図やPCBデータ、BOM、ケースのSTLは、出荷前にGitHubで公開すると約束されている。ただし掲載時点で、リポジトリの公開は確認できていない。

今日から同じ用途を試したいなら、国内で買えるRaspberry Pi Pico 2が代わりになる。RP2350系のマイコンで、MicroPythonも動く。USB-Aに挿せる小ささと、タッチボタンとRGB LEDが最初から付く点は無い。待つか、Pico 2で先に始めるかは、キーホルダーサイズにこだわるかで決まる。

今すぐ買えるオススメガジェット広告

よくある質問

QRomuとは何ですか

USB Type-Aポートに直接挿す、15.5×12mmの開発ボードです。Raspberry PiのRP2354A(150MHzのデュアルコア)を積み、MicroPythonが最初から入っています。

Q日本で買えますか

掲載時点で、Crowd Supplyのページに日本向けの発送可否の記載は確認できていません。送料は米国が8ドル、国外が一律18ドルと書かれています。出資は購入ではなく、製品が届く保証はありません。

Q技適は必要ですか

Romuには無線機能が無く、USB 2.0だけで動くため、技適の対象外です。

Qいくらですか

掲載時点でRomu本体は40ドルです。リターン全体は40〜115ドルで、別売りの書き込み用ジグが選べます。

参照した一次ソース

  1. Romu(Crowd Supply プロジェクトページ)Crowd Supply(公式)
  2. Romu - A Tiny Raspberry Pi RP2354A board for USB application development (Crowdfunding)CNX Software

本記事は上記の海外報道をもとに編集部が構成したものです。日本国内の発売・価格は各社の公式発表をご確認ください。