Rolling Square「Await」は1本24枚、撮った写真は1本撮り終えるまで見られないデジタルカメラ。Kickstarterで89ユーロから
スイスのRolling Squareが出す「Await」は、1本24枚で撮り、撮り終えて同期するまで写真を見られないデジタルカメラ。8MPセンサーとキセノンフラッシュを積み、Kickstarterの支援は89ユーロから、配送予定は2026年12月。
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Rolling Squareの「Await」は、フィルムカメラの「1本」という縛りをデジタルに持ち込んだカメラだ。1本は24枚。背面に液晶画面はなく、撮った写真は撮り終えてスマホアプリに同期するまで見られない。Kickstarterで募集中の案件で、まだ製品ではない。出資は購入ではない。
何がフィルムなのか
本体は3本ぶん、合計72枚まで溜められる。3本とも埋まった状態で同期すると、アプリが全部を昔風のフィルムフィルターで「現像」し、本体は空になる。公式は、確認のための画面を持たないことを「撮る前に決める」ための仕組みだと説明している。背面にあるのは、残りのロール数と枚数を出す小さなOLEDだけだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| センサー | Sony IMX179、8MP(1/3.2型)、3264×2448 |
| レンズ | 固定、f/2.0、焦点距離2.8mm(約26mm相当) |
| フラッシュ | キセノン管 |
| 通信 | Bluetooth 5.2 LE、Wi-Fi 2.4GHz |
| 電池 | リチウムポリマー 1,000mAh、USB-C充電 |
| 大きさ・重さ | 98×68×15mm、92.7g |
| 外装 | 半透明の筐体に磁石式の前面プレート(青・ピンク・ティール・緑・黄の5色) |
三脚用のネジ穴もある。公式ページは、USB-Cで元画像をパソコンに書き出せるため、アプリを通さなくても写真を取り出せると書いている。

プリントの仕組みと費用
撮り終えたロールは、アプリから印刷を注文できる。印刷は提携のCloudprinterが担当し、6×4インチ(150×100mm)のプリントが届く。米国向けの表示では、自動印刷が1本9.99ドル(送料込み)、手動で選んで印刷すると9.99ドルに送料4.99ドルが付く。公式は国によって価格と送料が変わると注記している。アプリは無料で月額課金はないが、注文をワンタップにするため、アプリの登録時にカードの入力を求められる。
支援プランと募集の状況
公式プレオーダーページの掲載時点の価格は次のとおり。
| プラン | 価格 | 内容 |
|---|---|---|
| Solo(Super Early Bird) | 89ユーロ | カメラ1台、リストストラップ |
| Duo | 169ユーロ | カメラ2台 |
| Full Kit | 99ユーロ | カメラ1台、前面プレート計3枚、クロスボディ用ストラップ |
想定価格は129ユーロと表示されているが、実行者側の表記で、実際の小売価格ではない。送料は単品で8ユーロ、Duoで12ユーロ。
Kickstarterの集計サイトKicktraqによると、募集は9月29日から11月8日までの41日間で、目標額20,000ユーロに対し、取得時点(2026年10月12日)で82,673ユーロ(約413%)、支援者785人。金額は取得時点の値で、毎日動く。配送予定は2026年12月で、予定にすぎない。なお、報道によって集まった金額が異なるのは、報じた日が違うためとみられる。
実行者のRolling Squareは、これまで19件のクラウドファンディングで75万個以上を届けてきたと公式ページで説明している。2026年1月のCESで、このカメラを初めて見せた。公式は購入後30日の返品と2年保証をうたっている。
日本から見るとどうか
技適。 公式の仕様欄で認証として挙がっているのはFCC、CE、UKCAの3つで、見出しは「Ongoing certifications」(進行中の認証)となっている。日本の技適には触れていない。Bluetooth 5.2とWi-Fi(2.4GHz)を内蔵するので、国内で通信機能を使うには技適が要る。技適が確認できるまでは、アプリとの同期は使わず、USB-Cでの書き出しだけで使うのが安全だ。
入手。 公式ページはEUの倉庫から世界へ発送するとしている。ただ、日本向けの送料・関税・保証の扱いは確認できていない。国内の販売元や日本語の案件は、「Await 国内 発売」「Await Makuake」で検索しても見つからなかった。日本語の紹介記事はGizmodo Japanが1月のCES時点のものを出している。同社の別の製品(紛失防止トラッカー)は、日本でMakuakeの先行販売が2026年2月に始まっている。Awaitが同じ経路で出るかは、告知がない。
印刷。 印刷は海外の業者が処理するので、日本から注文した場合の価格と届くまでの日数は、公式の表示から読み取れない。
買うなら募集終了の11月8日までに決める必要がある。ただ、技適と日本向けの送料が分からないまま出資するのは、勧められない。「撮った枚数を意識して、紙に残す」という体験だけなら、国内で売られているチェキで今日から試せる。待つなら、日本向けの案内が出てからの判断になる。
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よくある質問
QAwaitはいくらですか
公式プレオーダーページの掲載時点の価格は、カメラ単品の「Solo」が89ユーロ(想定価格129ユーロ)、2台の「Duo」が169ユーロ、前面プレート3枚と長いストラップが付く「Full Kit」が99ユーロです。送料は単品で8ユーロ、Duoで12ユーロと書かれています。プリントは別料金で、米国向けの表示では1本9.99ドルです。
Q日本で買えますか
公式ページは「EUの倉庫から世界へ発送」と書いていますが、日本向けの送料や関税の扱いは確認できていません。国内の販売元や日本語の案件は、掲載時点で見つかりませんでした。出資は購入ではなく、製品はまだ完成していません。
Q技適は取得していますか
確認できていません。公式の仕様欄に書かれた認証はFCC、CE、UKCAで、日本の技適は載っていません。BluetoothとWi-Fiを内蔵するため、日本で使うには技適が論点になります。
Q写真はスマホなしで取り出せますか
公式ページは、USB-Cで本体の元画像をパソコンに書き出せると説明しています。アプリは無料で、月額課金はないとしています。
参照した一次ソース
- Await: Digital Ease, Analog Soul. Camera for what matters.(公式プレオーダーページ)Rolling Square(公式)
- Await: Digital Ease, Analog Soul. Camera for what matters.(Kicktraq)Kicktraq(Kickstarterの集計サイト)
- The $146 Await camera brings back the disposable with 24 photos per roll, so every shot countsYanko Design
- This Film Photography-Inspired Camera is for People Experiencing Digital FatiguePetaPixel
本記事は上記の海外報道をもとに編集部が構成したものです。日本国内の発売・価格は各社の公式発表をご確認ください。