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アルゼンチンの2人組が作った和音楽器「NOPIA MK1」、Kickstarterで24時間に140万ドル超を集める

アルゼンチンの独立チームが開発した電子楽器「NOPIA MK1」がKickstarterで公開初日から爆発的な支持を集めた。鍵盤ひとつで和音がまるごと鳴る「セミモジュラー・ハーモニージェネレーター」で、目標5万ドルに対し掲載時点で144万ドル超、2,207人が支援している。

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アルゼンチンの2人組が作った和音楽器「NOPIA MK1」、Kickstarterで24時間に140万ドル超を集める
出典: NOPIA Kickstarterキャンペーンページ

アルゼンチンの音楽家Martin Grieco氏とデザイナーRocío Gal氏による独立チームが、電子楽器「NOPIA MK1」をKickstarterで公開した。きっかけは2023年、楽器デザインコンテスト向けに作ったプロトタイプのデモ動画が24時間で2万回、3日で100万回再生される反響を呼んだこと。 そこから3年をかけて製品化にこぎつけた。Kickstarterは目標5万ドルに対し、掲載時点で144万7,761ドル(2,895%)、支援者は2,207人に達している。MusicRadarの報道によれば、公開から24時間で140万ドルを超えたという。募集は2026年10月15日まで。

「鍵盤ひとつで和音がまるごと鳴る」仕組み

NOPIAは、コードを「度数」として扱う独自の設計思想を持つ。Real Modeでは実際に弾いた音と選択中の調性の関係からコードを組み立てる。たとえばCメジャーを選んだ状態でDの音を弾くとD minorが鳴り、スケール外の半音はセカンダリードミナントとして機能する。鍵盤や音楽理論に不慣れな人向けのStatic Modeでは、各キーが実際の音程に関係なく、選んだスケール内の度数を固定的に割り当てる。

本体はKeys(ピアノ系音色、静電容量式のストラムプレートでコードの構成音を弾き分けられる)、Bass(ルート/オルタネートベースを切り替え可能)、Arp(コードの構成音を自動でアルペジオ化)、Pad(サンプル音源ライブラリ「Slate & Ash」提供のオーケストラ系音色を含む持続音)の4モジュールに、3スロットのルーパーとグローバルエフェクトを備える。左手一本でコードを押さえたまま、右手をフェーダーやベース、エフェクトの操作に使える設計だという。

スペック(判明分)

項目 内容
開発 Martin Grieco氏・Rocío Gal氏によるアルゼンチンの独立チーム
演奏モード Real Mode(実音ベース)/Static Mode(度数固定)
サウンドモジュール Keys・Bass・Arp・Pad(4系統)
その他機能 3スロットループ・オーバーダブ、グローバルエフェクト、MIDI出力
価格 Super Early Bird 650ドル(完売)、通常ティア699ドル、想定小売899ドル
調達額(掲載時点) 144万7,761ドル/目標5万ドル(2,895%)、支援者2,207人
出荷予定 2027年前半〜5月ごろ(報道により幅がある)

日本から見るとどうか

これはまだ製品ではない。 Kickstarterでの支援は購入の確約ではなく、出荷時期や最終仕様は変わり得る。2,895%という達成率も掲載時点のスナップショットで、日々動く数字だ。

無線機能への言及が無い点はむしろ好材料。 参照した情報の範囲では、NOPIAの接続はMIDI出力を含め有線が中心で、Bluetoothなど電波を使う機能は確認できなかった。無線機能を持たないなら日本の電波法・技適は関係なく、輸入して使う際のハードルは同種のクラファン機材の中では低い部類に入る。ただし最終仕様として無線対応が追加される可能性はゼロではなく、断定はできない。

日本語対応や国内代理店は無い。 演奏インターフェースの文言(モード名やパラメータ表示)は英語が前提とみられ、日本語化の言及は見当たらない。電源方式(AC/バッテリー)や技術基準適合(PSE)についても情報が無く、確認できていない。届くとしても2027年前半という先の話で、代わりに「ワンフィンガーで和音を鳴らす」体験だけを今すぐ試したいなら、CASIOコード機能を持つ国内正規のアレンジャーキーボードが手近な入り口になる。NOPIAが目指す独立したハーモニー楽器としての音作りとは別物だが、和音理論を知らなくても弾けるという発想の一端には触れられる。

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よくある質問

Q日本で買えますか

掲載時点でKickstarterでの支援受付のみです。出荷は2027年前半を予定していますが、日本への発送可否や国内代理店の情報は確認できていません。

Q技適は必要ですか

確認できた仕様はMIDI出力を含め有線接続が中心で、Bluetoothなど無線機能への言及は見当たりません。無線機能が無ければ技適の対象にはなりませんが、キャンペーン側が最終仕様として無線対応を明言しているわけではないため断定はできません。

Qいくらですか

Super Early Bird(650ドル)は掲載時点で完売しており、現在の通常ティアは699ドルです。想定小売価格は899ドルとされています。価格はすべてキャンペーン側の表記通りドル建てです。

Qいつ発売されますか

海外メディアの報道では2027年前半、Kickstarter経由の別の報道では2027年5月ごろ(計画通り進んだ場合)とされ、時期の見立てにはやや幅があります。

参照した一次ソース

  1. NOPIA MK1 — A semi modular harmony generatorKickstarter
  2. "This is just the beginning": Nopia launches on Kickstarter and hits $1.4m in 24 hoursMusicRadar
  3. NOPIA MK1 Semi-Modular Harmony Generator Hits KickstarterGeeky Gadgets

本記事は上記の海外報道をもとに編集部が構成したものです。日本国内の発売・価格は各社の公式発表をご確認ください。