Mecha Systemsの「Mecha Comet」はモジュラー式Linuxハンドヘルド、i.MX95モデルは289ドルから2027年1月出荷予定
米Mecha Systemsが、下部の磁気コネクタでキーボードやゲームパッドを付け替えられるオープンソースのLinuxハンドヘルド「Mecha Comet」の予約受付を自社サイトで続けている。Kickstarterでの調達を経て、価格は239ドルから、出荷は2027年1月を予定する。
米Mecha Systemsが、オープンソースのモジュラー式Linuxハンドヘルド「Mecha Comet」の予約受付を自社サイトで続けている。今年Kickstarterで実施したキャンペーンで資金調達を終え、現在は公式サイト経由の直販に移行した段階だ。最大の特徴は、本体下部を磁石で丸ごと付け替えられる拡張方式。同じ画面部に、キーボードモジュールを付ければミニノートPC、ゲームパッドモジュールを付ければ携帯ゲーム機になる。価格は最小構成で239ドルから、出荷は2027年1月を予定している。
本体下部を丸ごと交換する拡張方式
本体の心臓部となる上半分に、3.92インチAMOLED(1080×1240、500ニト、5点マルチタッチ)を搭載する。下半分は40ピンの磁気コネクタで着脱でき、公式に用意されているモジュールは3種類。RGBバックライトとQMK互換のファームウェア、HDトラックパッドを備えるキーボード、デュアルD-パッドと4ボタン(A/B/X/Y)を持つゲームパッド、シリアルコンソールとCANバスに対応するGPIOモジュールだ。キーボードのキーキャップは3Dプリントにも対応するという。本体サイズは73×155×14mm、重量225g、バッテリーは4100mAh。
CPUはNXP製の2択で、4コアARMの「i.MX 8M Plus」(239ドル、4GB RAM/64GB eMMC)と、6コアARM Cortex-A55を1.8GHzで動かす「i.MX 95」(289ドル)。メモリは8GB RAM(8M Plusのみ、+70ドル)、ストレージは128GB eMMC(+30ドル)への増設ができる。OSは独自の「Mechanix OS」(Fedora 43ベース)。通信はWi-Fi 6とBluetooth 5.4を標準搭載し、+90ドルのM.2 LTEモデムキット(モデムなし版は+15ドル)で4G対応を追加できる。
スペック(公式サイトより)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| CPU | i.MX 8M Plus(4コアARM)または i.MX 95(6コアARM Cortex-A55、1.8GHz) |
| メモリ | 4GB(標準)/8GBオプション(8M Plusのみ) |
| ストレージ | 64GB eMMC(標準)/128GBオプション |
| ディスプレイ | 3.92インチAMOLED、1080×1240、500ニト、5点マルチタッチ |
| 通信 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4(LE/LE Audio)、LTEはオプションのM.2モデム |
| ポート | USB-C×3、microSD、M.2 NVMe |
| サイズ・重量 | 73×155×14mm、225g |
| バッテリー | 4100mAh LiPo(最大5A放電) |
| OS | Mechanix OS(Fedora 43ベース) |
| 価格 | 239ドル(i.MX 8M Plus)/289ドル(i.MX 95)、いずれも掲載時点 |
| 出荷予定 | 2027年1月 |
日本から見るとどうか
技適は掲載時点で未確認。 Mecha CometはWi-Fi 6とBluetooth 5.4を標準搭載しており、国内でこれらの無線機能を使うには技適の取得が前提になる。公式サイトのどこにも日本の技術基準適合証明への言及は見当たらず、小規模なクラウドファンディング発の企業であることを考えると、取得していない可能性が高い。オプションのLTEモデムについても、国内キャリアが使う周波数帯に対応するかは確認できていない。
日本への発送自体も確認できていない。 プレオーダーページには「66カ国に発送」とだけ書かれており、具体的な対象国リストは公開されていない。日本が含まれるかどうかは、注文前に問い合わせるか、チェックアウト画面で確認する必要がある。
予約注文である点も念頭に置く必要がある。 Kickstarterでの調達自体は終えているが、出荷は2027年1月予定とまだ先で、新規ハードウェアである以上、日程が動く可能性は残る。モジュール交換という発想自体は珍しく、国内に直接の競合は見当たらない。
情報源はLiliputing、Mecha Systems公式サイトの2件(comet製品ページ、プレオーダーページ)。価格・出荷時期はいずれも掲載時点の情報。
製品画像



出典: Mecha Systems 公式サイト(mecha.so)
本国から直接買う
- 販売ページ
国内で Wi-Fi や Bluetooth をオンにすると電波法違反になります。有線接続だけで使う前提なら購入できます。
「66カ国に発送」と案内されているが、日本が対象国に含まれるかは公式サイトからは確認できていない。本体はWi-Fi 6とBluetooth 5.4を内蔵しており、国内でこれらの無線機能を使うには技適の取得が前提になるが、掲載時点で取得の案内は見当たらない。オプションのLTEモデムも国内周波数帯への対応は未確認。
海外からの個人輸入になります。関税・送料・保証の扱いは販売ページで確認してください。
よくある質問
Q日本で買えますか
公式サイトで予約は可能ですが、「66カ国に発送」とある対象国に日本が含まれるかは掲載時点で確認できていません。
Q技適は取得していますか
本体はWi-Fi 6とBluetooth 5.4を内蔵していますが、掲載時点で技適取得の案内は確認できていません。
Qいくらですか
最小構成のi.MX 8M Plusモデルが239ドル、上位のi.MX 95モデルが289ドルです(いずれも掲載時点)。
Qいつ発売されますか
公式サイトでは2027年1月の出荷を予定しているとしていますが、確定した日程ではありません。
参照した一次ソース
- A Triple Screen Laptop, Mechacomet, and Steam Frame: Liliputing News RoundupLiliputing
- Mecha Comet - Modular Linux Handheld ComputerMecha Systems
- Mecha Comet PreorderMecha Systems
本記事は上記の海外報道をもとに編集部が構成したものです。日本国内の発売・価格は各社の公式発表をご確認ください。