HW Media Lab「DockFrame」、Frameworkの拡張カードを差して使うUSB-Cハブ。テスター・電源・ブレッドボードのカードもあり、Crowd Supplyで119ドルから
米ワイオミング州のHW Media Labが、Frameworkの拡張カード規格に合わせたモジュール式USB-Cハブ「DockFrame」をCrowd Supplyで募集している。ハブに差すだけでなく、マルチメーター、0.8〜20Vの可変電源、ブレッドボード用の専用カードも用意し、支援価格は119〜399ドル。
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米ワイオミング州のHW Media Labが、Frameworkのノートパソコン用「拡張カード」を差して使うUSB-Cハブ「DockFrame」をCrowd Supplyで募集している。2026年10月30日時点で、支援額は1,623ドル、支援者は6人。目標額は5万ドルで、締切は2027年1月15日(日本時間で同日21時49分)だ。
これはクラウドファンディングの募集で、製品の購入ではない。 金額と支援者数は取得時点の値で、日々動く。メーカーは試作段階の写真を使っており、筐体の製法と色はまだ決まっていないと公式ページに書いている。
何ができるのか
Frameworkのノートや「Framework Desktop」では、USB-CやHDMI、SSDなどの拡張カードを差し替えて使う。DockFrameは、その拡張カードを机の上のハブに差して使うための箱だ。手元に余っているカードの置き場にもなり、Framework以外のUSB-Cが付いたパソコンにも使えると公式ページは説明している。
ハブ本体のUSB-Cコネクタは合計7つ。内訳は、カードを差す5か所、パソコンにつなぐ上流側1か所、別系統の給電入力(Supercharger)1か所で、7つすべてがデータ通信に使えるわけではない。
- 上流側: 最大10Gbps。パソコンを最大60Wで充電できる
- カード側のPD入力: 最大100WのUSB PD入力に対応。充電器とカードは同じ位置に同時には差せない
- カード側のDataポート(2つ): それぞれ最大10Gbps、出力7.5W
- カード側のUSB/DisplayPort: USBは最大10Gbps、DisplayPort Alt Modeで4K・60Hzまで。映像とデータを同時に使った場合の性能は検証中
- Supercharger: USB PD 3.1 EPRの入力から、絶縁した1対1の出力を最大240W取り出せる。パソコンの充電には足されない
天面にはレゴ互換のスタッドがあり、積み重ねたりタイルを貼ったりできる。
専用のツールカード
ハブに差すだけでなく、HW Media Labが作る専用カードが4種ある。
| カード | 内容 |
|---|---|
| Multimeter | 直流±60V・2Aまで、交流60Vピーク・2Aピーク、抵抗・静電容量・インダクタンスも測る。USBと測定回路を機能的に絶縁。商用電源と測定カテゴリの定格は無い |
| Power Supply | 0.8〜20Vの可変出力、最大3A。USB PD入力は最大100W。連続出力は温度で制限される |
| BreadBoard | 取り外せるXIAO ESP32-C5を載せた、ブレッドボード用のUSB-Cカード |
| Mini Hub | USB 3.0のポート2つ。上流は5Gbps共有 |
MultimeterとPower Supplyは、ESP32-S3を載せ、ブラウザのアプリからUSBまたはBluetooth LEで操作する。Power SupplyはWi-Fi経由でも操作できる。専用アプリのインストールは不要で、波形のグラフ表示とCSV出力ができる。
支援のコース
| コース | 内容 | 価格 |
|---|---|---|
| User Kit | ハブ、Mini Hubカード、ケーブル | 219ドル(約3.5万円) |
| Maker Kit | ハブ、Multimeter・Power Supply・BreadBoardの3カード、XIAO ESP32-C5 | 369ドル(約5.8万円) |
| Full Kit | ハブと4種のカード全部 | 399ドル(約6.3万円) |
| ハブのみ | カードは別途 | 掲載ページの価格帯は119〜399ドル(約6.3万円)(ハブ単体の価格は確認できていない) |
円は2026年11月3日の為替レートで計算した目安です。送料・関税・消費税は含みません。
送料は世界無料で価格に含まれ、Crowd Supplyの米テキサス州の倉庫からMouser Electronicsが発送する。初回の生産は全8種類で合計200個で、需要に応じて増やす予定とされる。
注意点
公式ページに書かれているリスクがそのまま注意点になる。筐体の製造方法が未確定で、試作品の確認が済んでいないこと。EU・UK向けの適合宣言書は、署名前の確認用の写しであること。ファームウェアは初期で不具合がありうること。製造は中国で、米中間の関税が変わる可能性にも触れている。設計ファイルは、募集終了後にGitHubで公開する予定で、現時点では非公開だ。
測定カードは「機能的な絶縁」までで、商用電源に接続してはいけないと明記されている。家庭のコンセントの計測には使えない。
日本で買える?使える?
- 国内販売: 国内の取り扱いや日本語の募集は確認できていない(掲載時点。「DockFrame 国内」「Makuake」で検索した)
- 日本への発送: Crowd Supplyは世界各国への無料配送を掲げるが、日本が対象かどうかは、確認できた範囲では分からない
- 技適: 無線を持つのは計測カード(Wi-Fi・Bluetooth LE)。技適の記載は公式ページに無く、確認できていない。ハブ本体とMini Hubカードに無線は無い
- 電源: USB PDで動く機器で、国内の充電器でそのまま使える
- Frameworkの拡張カード: カードを持っていなくても、ハブとMini Hubだけで使える
行動の目安:手持ちの拡張カードを机で使いたい人、小さな計測器をまとめて欲しい人は、日本向け発送の可否と技適の扱いが出るのを待つ。ポートを増やすだけなら、国内で買えるドッキングステーションで足りる。
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よくある質問
QDockFrameはいくらですか
Crowd Supplyの支援価格は119〜399ドルです(2026年10月30日時点)。ハブとミニハブカードの組は219ドル、ハブと3種のツールカードは369ドル、全部入りは399ドルで、いずれも送料込みと案内されています。
Q日本で買えますか
国内の販売は確認できていません(掲載時点)。Crowd Supplyは世界各国への無料配送を掲げていますが、日本向けの扱いは公式ページの範囲では確認できていません。
Q技適は取得していますか
公式ページに日本の技適の記載は確認できていません。計測カードにWi-FiとBluetooth LE(ESP32-S3)が載るため、無線機能のあるカードは国内で使う前に確認が必要です。
Qいつ届きますか
Crowd Supplyの表示では、現時点の注文は2027年6月8日出荷の予定です。製造方法や認証書類が確定していないため、遅れる可能性があります。
参照した一次ソース
- DockFrame(Crowd Supply。金額・支援者数は2026年10月30日時点)Crowd Supply(公式)
- Intel Moon Lake could replace Intel N100/N150, crowdfunding begins for a USB dock made of Framework Expansion cards...(Liliputing)Liliputing
本記事は上記の海外報道をもとに編集部が構成したものです。日本国内の発売・価格は各社の公式発表をご確認ください。