Gadget Terminal

PCSPC・周辺機器・自作

Bambu Lab「H3C」は9本のツールを最短6秒で持ち替える3Dプリンター、TPU対応のFlexFeedとAMS 3Hを一体化して2,499ドルから

Bambu Labが2026年11月3日、9本のツールを切り替えながら造形するフラッグシップ機「H3C」を発表した。ツールの切り替えは公式測定で最短6秒、TPUを従来機の最大3倍の流量で送れる新しい送り機構を載せ、AMS 3H付きのコンボは2,499ドル。

この記事にはアフィリエイト広告を含みます

Bambu Lab「H3C」は9本のツールを最短6秒で持ち替える3Dプリンター、TPU対応のFlexFeedとAMS 3Hを一体化して2,499ドルから
出典: Bambu Lab 公式製品ページ・公式ストア

Bambu Labが2026年11月3日、9本のツール(PrintTool)を持つ3Dプリンター「H3C」を発表した。ツールごとに専用のフィラメント経路とヒーターを持ち、使う材料を切り替えるときに引き戻しと再装填をしない。公式の測定では、ツールの交換は3.4秒、材料の切り替えは最短6秒で、1回の切り替えで出る廃棄は0.038gとされている。いずれもPLA Basicと廃棄を抑えるモードでの社内測定値で、材料や設定で変わると公式ページ自身が注記している。

棚「Bambu Station L」付きのFull Combo。同梱のフィラメントと並べた構成図
棚「Bambu Station L」付きのFull Combo。同梱のフィラメントと並べた構成図 出典: Bambu Lab 公式製品ページ・公式ストア

何が変わったか

9本のツールは同時には動かない。造形中に必要なツールだけが交換されるため、色替えの捨て樹脂(パージ)を大きく減らせるのが売りだ。次に使うノズルを先に温める予熱も入っている。ノズル径が違うツールを混ぜることもでき、細部は0.2mm、内部の大きな部分は0.4mmというように、1つの造形物の中で使い分けられる。これにはBambu Studioの新しいツールパス計画が使われ、径の違うホットエンドは別売になる。

やわらかい材料への対応も大きい。新しい送り機構「FlexFeed」は1.75mmと2.85mmのフィラメントの両方を扱え、公式は75A相当のやわらかいTPUを従来機の最大3倍の流量で送れるとしている。これも社内測定で、あらゆる条件で詰まらないことを保証するものではない。

フィラメント側も作り直された。9スロットのAMS 3Hは密閉式で、2スロットには最大85℃の乾燥機が付く。既存のAMS 2 ProやAMS HTも接続でき、最大24本のスプールまで増やせる。ただしその構成では、ツールチェンジャーの利点の一部が薄れると報じられている。CMYKWの5色のフィラメントを積層で混ぜて色を作る機能もある。

項目 内容(公式ページ・報道より)
ツール数 9本
切り替え ツール交換3.4秒、材料の切り替え最短6秒(社内測定)
ノズル温度 最大350℃(9本とも硬化鋼)
チャンバー 最大65℃の能動加熱
動作性能 加速度25,000mm/s²、移動速度最大1,400mm/s
軽量化 ツールヘッドとX軸の部品がH2D比で40%軽い
乾燥 2スロットに内蔵ドライヤー(最大85℃)
別売の工程ツール CutTool・DrawTool・DebossToolなど
価格(掲載時点)H3C Combo 2,499ドル(約39万円)(米国ストア)。欧州は税込2,499ユーロ(約44万円)(Notebookcheck)

円は2026年11月3日の為替レートで計算した目安です。送料・関税・消費税は含みません。

公式ページの作例。文字盤・ケース・ベルトのTPUを一体で造形した腕時計
公式ページの作例。文字盤・ケース・ベルトのTPUを一体で造形した腕時計 出典: Bambu Lab 公式製品ページ・公式ストア

日本で買える?使える?

日本の価格と販売ページは、掲載時点で確認できていない。Bambu Labは日本でも販売しており、前世代のH2Cはビックカメラ・コジマなどの国内販売店が399,900円で扱っている。H3Cも同じ経路で入る可能性はあるが、国内の発表を確認できていない。

技適については、総務省のデータベースで登録者Shenzhen Tuozhu Technologyの登録を引いた。前世代のH2Dは2026年10月20日付の登録があるが、H3Cの型番はまだ特定できていない。スマホアプリや無線で使う機器なので、技適を確認できる国内正規品を待つか、並行輸入する場合は無線機能の扱いを自分で確かめる必要がある。

今すぐ多色造形を始めたいなら、国内で買えるP2S ComboかH2C Comboが選択肢になる。H3Cは2026年11月の発表直後で、実機レビューも出始めたところだ。TPUの流量や色の混ぜ具合は、第三者の検証を待ってから判断したい。

今すぐ買えるオススメガジェット広告

よくある質問

QBambu Lab H3Cはいくらですか

米国ストアでは、H3C Comboが2,499ドルです(掲載時点)。Notebookcheckは、AMS 3H付きのコンボを欧州で税込2,499ユーロ、米国で税別2,499ドルと伝えています。フィラメント同梱版は2,589ドル、棚(Bambu Station L)付きのFull Comboは2,799ドルと表示されていましたが、取得時点では在庫切れ表示でした。

Q日本で買えますか

日本の販売価格と販売ページは、この記事の時点で確認できていません。前世代のH2Cは国内でビックカメラなどが399,900円で扱っているため、H3Cも同じ流れで国内正規品が出るか注目されますが、発表は確認できていません。

Q技適は取得していますか

H3Cの型番を総務省の技適データベースで特定できていません。登録者のShenzhen Tuozhu Technologyは前世代のH2Dで2026年10月20日付の登録があり、H3Cの登録は今後の確認事項です。

Q造形サイズは何cmですか

今回確認した公式ページと報道に、造形サイズの記載はありませんでした。

参照した一次ソース

  1. Bambu Lab H3C(公式製品ページ)Bambu Lab(公式)
  2. Buy Bambu Lab H3C(公式ストア)Bambu Lab(公式)
  3. Bambu Lab H3C promises improved TPU printing, filament hot-swaps, and color gradientsNotebookcheck

本記事は上記の海外報道をもとに編集部が構成したものです。日本国内の発売・価格は各社の公式発表をご確認ください。