Belkin「UltraCharge Pro」、半固体電池のモバイルバッテリー2機種。10,000mAhは60W出力で220g、5,000mAhのMagSafe対応は厚さ8.4mm
米Belkinが、半固体電池「BoostSolid Cell」を載せたモバイルバッテリー「UltraCharge Pro」の2機種を出した。10,000mAhのUSB-C 60W出力版が89.99ドル、5,000mAhのQi2対応マグネット式が69.99ドルで、いずれも公式サイトで販売されている。
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「容量と出力を見て選ぶ」だけでは選べなくなってきました。2026年は電池そのものが変わり始めた年です。日本で正規に買えて、PSEの扱いまで確認できたものだけを並べています。
最終確認 2026-11-01
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モバイルバッテリーは長いあいだ、「何mAhか」「何Wか」で選ぶものでした。中身はどれもリチウムイオン電池で、違いは容量と出力と大きさくらいだったからです。
それが2026年に変わりました。電解質を液体からゲル状にした「半固体電池」のモデルが、エレコム・バッファロー・CIO・MATECHなど国内のメーカーから相次いで出ています。燃えにくさをうたうものが多く、寿命や劣化の見えやすさを売りにする製品も出てきました。さらに先には、リチウムを使わないナトリウムイオン電池もあります。
ただし、半固体という言葉に決まった定義はありません。CIOは公式に「定義には統一見解がない」と書いていますし、繰り返し使える回数も約400回から約2,000回まで製品によって大きく違います。「半固体」と書いてあるだけで選ばず、回数と重さの欄まで見るのがおすすめです。
このページでは、次の条件を満たしたものだけを並べています。
国土交通省は2026年4月24日から、機内に持ち込むモバイルバッテリーのルールを変えました。持ち込めるのは160Wh以下で1人2個まで、そして機内でモバイルバッテリーを充電することも、モバイルバッテリーからスマホなどに充電することもできなくなりました。預け入れの荷物に入れられないのは以前と同じです。詳しくは国土交通省の発表と、乗る航空会社の案内で確かめてください。
価格と在庫は掲載時点のものです。購入前に販売ページで確認してください。
01ELECOM

エレコムが2026年に出した、同社で初めての半固体電池のモバイルバッテリーです。電池の中の電解質を、燃えやすい液体からゲル状に変えたもので、公式は「発火しにくい高い安全性」と「可燃性成分の揮発が抑えられ、ガスが放出されにくくなる」と説明しています。
もう一つの変化は寿命です。繰り返し使える回数は約2,000回とされ、エレコムの従来品(約500回)の約4倍です。さらに、充放電の回数から電池の状態を自動で診断し、LEDの色で知らせる「Health Monitor」を載せています。モバイルバッテリーは見た目では劣化が分からないので、買い替え時が目で分かるのは地味ですが大きな進歩です。
仕様は10,000mAh、USB-C最大35W、約220g。放電できる温度は-15〜45℃です。性能で突出した製品ではなく、「同じ大きさで、燃えにくく長持ち」に振った一台です。
02ELECOM

上の10,000mAh版と同じ半固体電池を、厚さ約11.4mm・約135gの薄い体に入れた5,000mAh版です。2026年5月下旬に出ました。
半固体電池は「安全だが重くなる」と思われがちですが、この大きさならスマホと重ねて持っても苦になりません。スマホを1回満タンにできるかどうかの容量なので、毎日カバンに入れておく「お守り」の使い方に向いています。Health Monitor(電池の状態をLEDの色で表示)と、約2,000回の繰り返し使用回数は10,000mAh版と同じです。
出力はUSB-C・USB-Aとも最大22.5Wで、2ポート同時なら合計15W。ノートPCの充電には足りませんが、スマホやイヤホンには十分です。
03BUFFALO

ケーブルを本体に付けた半固体電池のモデルです。長さ約23cmのUSB-Cケーブルがストラップを兼ねていて、ケーブルを忘れて出かけても困りません。USB-Cポートももう1つあり、10,000mAh・最大30W、約210gです。
バッファローは燃えにくさに加えて、壊れたときに出るガスに目を向けています。公式によると、国内の第三者機関と組んで商品が壊れた場合を想定した化学試験を行い、「人体への影響が懸念されるガスの発生が少ない」ことを確かめたといいます。釘を刺す試験や押しつぶす試験も行っています。
掲載時点の価格は5,990円で、この特集の半固体モデルでいちばん安い一台です。なお、エレコムにも同じ大きさのケーブル一体型の半固体モデル(DE-C84-10000)があり、ケーブルはナイロンメッシュです。
04CIO

大阪のCIOが2026年4月に出した、半固体系の電池とQi2.2のワイヤレス充電を組み合わせたモデルです。iPhoneの背面に磁石で付けて、最大25Wで充電できます(Qi2の機器では最大15W)。10,000mAh、約225g、アルミ合金のボディです。
CIOの説明で目を引くのは、半固体という言葉の扱いです。公式は「半固体/準固体の定義には統一見解がない」として、自社の基準を満たした電池を「半固体系」と呼ぶと書いています。電解液は10%以下に抑えたとしています。
注意したいのは寿命の数字です。公式の仕様表では繰り返し使える回数は約400回で、エレコムの半固体モデル(約2,000回)とはかなり差があります。「半固体だから長持ち」とは限らないので、選ぶときは回数の欄を確かめてください。
05ELECOM

半固体よりさらに一歩先を行くのが、リチウムを使わないナトリウムイオン電池です。エレコムが2025年3月に出したこのモデルは、同社と調査会社の調べで「世界初」のナトリウムイオン電池のモバイルバッテリーとされています。
強みは寒さと寿命です。放電できる温度は-35〜50℃で、冬のスキー場や車内のような場所でも使える想定です。繰り返し使える回数は約5,000回で、公式は「毎日使っても約13年」としています。コバルトやリチウムを使わず、釘を刺しても発火しにくいとしています。
引き換えに、重さと大きさがあります。9,000mAhで約350gと、同じ容量のリチウムイオンの製品より重めです。毎日持ち歩くより、防災用や車に積んでおく用途に向いた一台です。
06Anker

電池の種類ではなく、出力の進化を代表する一台です。USB-Cポート2つとUSB-Aポート1つで合計最大300W、USB-Cは1ポートで最大140Wを出せるので、ノートPC2台を同時に急速充電できます。本体の充電も速く、USB-C2つから最大250Wで入れると約13分で50%まで戻ります。
ディスプレイとAnkerのアプリで、出力などの充電情報を見られます。取扱説明書によると、電池の状態が65%まで落ちると知らせる「セーフティーモード」もあり、劣化を数字で追える点はエレコムのHealth Monitorと同じ方向を向いています。
2025年11月発売で、この特集では古めです。容量は26,250mAh(99.75Wh)、重さ約600g。機内に持ち込める160Wh以下には収まりますが、機内での充電・給電はできません(下の注意を参照)。
条件を満たさなかった製品と、その理由です。 買えないものを「買える」と書かないために残しています。
米Belkinが、半固体電池「BoostSolid Cell」を載せたモバイルバッテリー「UltraCharge Pro」の2機種を出した。10,000mAhのUSB-C 60W出力版が89.99ドル、5,000mAhのQi2対応マグネット式が69.99ドルで、いずれも公式サイトで販売されている。
Baseusがモバイルバッテリー「EnerFill FC41」の25,000mAh版を出した。前モデルの20,000mAh・100Wから、最大145W出力へ引き上げ、USB-Cケーブル2本を内蔵する。公式サイトと米Amazonの価格は79.99ドル。
Baseusが、USB-Cケーブルを本体に内蔵したモバイルバッテリー「PicoGo AR11」シリーズに20,000mAh版を追加し、中国のJD.comで販売を始めた。価格は289元(約43ドル)。同シリーズの10,000mAh版は日本でもBaseus公式ストアがAmazon.co.jpで正規販売しており、上位容量モデルの国内投入が続く可能性がある。
SmallRigが、カメラリグやトライポッドに直接ネジ止めできるモバイルバッテリー「Nano」シリーズを発売した。10,000mAh・45W出力の「Nano36」が59ドル、20,000mAh・100W出力の「Nano72」が80ドル。ケーブルを本体に内蔵し、Vマウントプレートも同梱する。
中国Baseusが、Appleの折りたたみiPhone「iPhone Duo」専用に設計したマグネット式モバイルバッテリー「PicoGo Air AM72」を発表した。最薄部7.9mm、5,000mAh、Qi2 15Wワイヤレス充電と25W USB-C有線充電に対応し、2026年11月下旬に発売予定。