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CDが勝手に割れる — ポリカーボネートを侵す2つの原因が浮上、発端は日本のコレクター

落としても踏んでもいないCDが、保管中にひび割れ、砕ける。洗浄液とウレタンフォーム製ケースという2つの経路が指摘されているが、いずれも管理された実験ではなく観察に基づく。

外傷がないのにCDが割れる、という報告が光学ディスクのコレクターの間で広がっている。ひびが入る程度で済むものから、複数の破片に砕けているものまである。X上で多数のコレクターが写真を共有しており、発信源のひとつが日本のレトロゲーム系アカウント @japanretrogame である。

指摘されている2つの原因

いずれもポリカーボネート基板の化学的な劣化として説明されている。

1. 希釈した洗浄液によるケミカルクラック。 ディスクを拭くために使った洗浄液が、ポリカーボネートに応力割れを起こす。

2. ウレタンフォーム製の収納ケースからのアンモニア系化合物。 時間とともにフォームがアンモニアを含む化合物を放出し、密閉されたケースの中に蓄積して基板を脆くする。

CDが特に弱い理由も示されている。CDはポリカーボネートが1層しかない。 DVDは2枚を貼り合わせた構造のため、同種のダメージに対して耐性が高い。

ただし記事は明確に断っている。これらの説明は管理された試験ではなく、主に観察に基づくものである。

日本から見るとどうか

この話は日本のコレクターにとって他人事ではありません。 発端のひとつが日本のアカウントであることに加えて、条件が揃っているからです。

1. 高温多湿。 化学反応は温度が上がるほど速く進みます。日本の夏の押し入れ・クローゼットは、この種の劣化にとって最悪の環境になりえます。

2. CD-ROM資産の厚み。 90年代〜2000年代のPCゲーム、同人ソフト、音楽CDのコレクションは、日本に大量に残っています。しかも再発されない、代替の入手手段がないタイトルが多い。 割れたら終わりです。

3. ウレタンフォーム製ケースの普及。 緩衝材入りのディスクケースやファイル型の収納は日本でも一般的です。原因として名指しされているのがまさにこの形式である以上、手持ちの収納方法を一度確認する価値があります。

現時点で取れる対策は3つ。

  • 密閉しない。 アンモニア系化合物が「密閉されたケースの中に蓄積する」というメカニズムが正しいなら、通気は効きます
  • 洗浄液の使用をやめる。 拭くなら乾いた柔らかい布で、中心から外周へ
  • バックアップを取る。 記事の結論もここに落ちています。「1枚の光学ディスクだけに頼らないこと」

原因が確定していない以上、過剰反応は不要です。ただしイメージ化してストレージに残す作業は、原因が何であっても無駄になりません。 手を付けるなら、貴重なタイトルからです。

参照した一次ソース

  1. CD collections face a strange epidemic — discs are mysteriously cracking and shatteringNotebookcheck

本記事は上記の海外報道をもとに編集部が構成したものです。日本国内の発売・価格は各社の公式発表をご確認ください。