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AIMORELOGYの1.5TOPS AIカメラ「Ovis」がKickstarter始動、HK$460から低照度でもフルカラー撮影

エッジAI開発の香港企業AIMORELOGYが、CVITEK製SoCを積んだオープンソースのAIカメラモジュール「Ovis」をKickstarterで公開した。低照度でもフルカラーの映像を1080p/30fpsで出力するAI-ISPと、1.5TOPSのオンボード推論を1枚に詰め込んでいる。

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AIMORELOGYの1.5TOPS AIカメラ「Ovis」がKickstarter始動、HK$460から低照度でもフルカラー撮影
出典: AIMORELOGY Kickstarterキャンペーンページ

香港のエッジAI企業AIMORELOGYが、CVITEK(SOPHGO系列)製SoC「CV1842H-P」を搭載したAIカメラモジュール「Ovis」をKickstarterで公開した。Arm Cortex-A53とRISC-V C906のデュアルコアに1.5TOPSのNPUを組み合わせ、暗所でもモノクロにならずフルカラーのまま1080p/30fpsで映像を出力する「AI-ISP」処理をカメラ単体で完結させるのが売りだ。掲載時点の支援額はHK$4,928で、目標のHK$30,000に対し16.4%、支援者は8人にとどまる。募集は2026年11月9日まで。

スペック

項目 内容
SoC CVITEK CV1842H-P
CPU Arm Cortex-A53 @1.1GHz + RISC-V C906 @800MHz
NPU 1.5TOPS(INT8、BF16対応)
AI-ISP 1080p/30fpsのリアルタイム低照度カラー補正(AI-BNR)
動画エンコード H.265/H.264/MJPEG、最大8MP@25fps
メモリ/ストレージ 256MB DDR3(SiP内蔵)/256MB SPI NAND
インターフェース USB 2.0(UVC/NCM)、Ethernet 10/100Mbps、UART
寸法 Ovis Core基板 20×20×5.7mm、レンズ付きStandard Kit 28×28×31.7mm
ソフトウェア Cortex-A53側Linux 5.10、RISC-V側RT-Thread、ブラウザ設定ツール「OVIS Web」
価格(支援額) Standard Kit HK$460(約59ドル)、CVBS Kit 約69ドル
発送予定 2026年12月(計画通りに進んだ場合)

Core基板・センサー基板・オプションのCVBS出力基板をボード間コネクタで積み重ねるモジュール構造で、開発者が独自のキャリアボードを設計してWi-Fi・IMU・カスタムI/Oを追加できる余地も残す。AIMORELOGYはハードウェア設計図と回路図、構造データ、ソースコードの公開を予定しており、SDK自体は既にGitHubで公開済み。人物・車両検知や顔検知、姿勢推定、単一物体追跡といったAI機能を備え、YOLOv8nの動作手順も文書化されている。用途はドローン、ロボティクス、防犯・監視、組み込みカメラ製品と幅広いが、キャンペーンページには軍事・武力行使目的での使用を明確に禁じる条項がある。

日本から見るとどうか

無線を積まなければ技適は関係ない。 Standard KitとCVBS KitはいずれもUSB・Ethernet・UARTの有線接続のみで、電波を発する部品を持たない。個人輸入して有線のまま使う分には、日本の電波法・技適の対象にはならない。ただし、プロジェクトオプションとして案内されているWi-Fi拡張を追加する場合は話が別で、技適未取得のモジュールを組み込んで国内で電波を発すれば電波法違反になる。この点は自分で構成を選ぶ段階できちんと確認する必要がある。

CVITEK(SOPHGO)系のSoCは、日本のSBC愛好家にも土地勘がある。 同社のチップはMilk-V DuoやDuo 256Mといった小型ボードにも使われており、国内でも一定のユーザーが触ったことがあるはずだ。ただしCV1842H-Pのパッケージ・ピン配置はCV1812H系と共通する一方、Milk-V Duo/Duo 256Mが使うCV1800B・SG2002とは異なるため、Duo用に設計した基板にそのまま載せ替えることはできない。SDKやソフトウェア資産の流用はできても、基板の互換性は無いと考えたほうがいい。

日本の代理店はなく、クラウドファンディングという性質上、届く保証もない。 HK$4,928・支援者8人という掲載時点の数字が示す通り、このプロジェクトはまだ目標に遠く、成立するかどうか自体が確定していない。届いても発送は2026年12月予定で前後しうる。今すぐ同種のAIカメラを試したいなら、国内で正規に買えてサポートも受けやすいRaspberry Pi公式AIカメラのような選択肢から始めるほうが現実的だ。

今すぐ買えるオススメガジェット広告

  • Raspberry Pi 公式 AI カメラ(IMX500搭載)

    同じくセンサー上でAI推論を行うカメラモジュールで、国内Amazonから技適を気にせず今日から入手できる。Ovisのような低照度カラー補正(AI-ISP)機能は無いが、エッジAIカメラの入り口として使える。

よくある質問

Q日本で買えますか

掲載時点でKickstarterでの支援受付のみです。日本への発送可否はキャンペーンページに明記がなく確認できていません。

Q技適は必要ですか

Standard Kit・CVBS Kitとも無線モジュールを搭載せず、USB・Ethernet・UARTの有線インターフェースのみで動作するため、この構成では技適の対象になりません。ただしプロジェクトオプションとしてWi-Fi拡張が案内されており、それを追加する場合は別途、技適の確認が必要です。

Qいくらですか

Standard KitがHK$460(約59ドル、掲載時点の支援額)、CVBS出力基板を追加するCVBS Kitが約69ドルです。

Qいつ届きますか

2026年12月の発送を予定しています。クラウドファンディングのため、遅延や仕様変更が起きる可能性があります。

参照した一次ソース

  1. CVITEK CV1842H-P-based edge AI camera module offers night vision and AI-ISP support (Crowdfunding)CNX Software
  2. Ovis: Open-Source 1.5TOPS Edge AI Camera ModuleKickstarter

本記事は上記の海外報道をもとに編集部が構成したものです。日本国内の発売・価格は各社の公式発表をご確認ください。